Beingへ
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「神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。ただ人間が、あるものは正しく、あるものは正しくないと思うだけである。」 これは紀元前哲学者ヘラクレイトスの言葉です。

神がその様に全てを見ているように、神自身が「善であり美です。」 神は状態です。Beingです。 人間はその様になろうと試行錯誤するDoingです。 このDoing を通し、そこへ至る道を見つけ出そうとしますが、Doingの時は決してわかりません。 そのDoingを手放した時に、Beingが訪れます。 じゃあ、最初から何もしないでいたらいいのかと思うと、そうではなくDoingする事により、手放すものを得ることができ、Beingになる種が育ちます。

なんとも不条理に感じるかもしれませんが、宇宙の条理はこのようなものです。

全ての体験する事、知識を得ることはそれを手放す為に必要なんですね。 手放すためにそれがあると言ってもいいですね。 もし、手放す事が出来なかったら、ずっとそのままの状態にいるのでしょうか? いえいえ、宇宙は親切です。

宇宙のリズムに合うように、ちゃんと気づくようなお知らせをくれます。 そのサインに早く気づくようにしたいですね。

                      〜Lucis Sylva徒然便り105より〜


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