ヴェールの彼方
「顕現は幻想を内包する」
顕現されるものの種は、ベールの彼方からやってくるといわれています。 ベールのこちら側がいわゆる物資世界、マーヤ、幻想の世界。
純粋な種がこちらの世界で顕現するときは、その純粋さに覆いがかけられていいます。
私たちが、ベールの彼方の事を語ろうとすればするほど、言葉では表現できないもどかしさを感じたり、その圧倒的な差異に愕然とすることもしばしばあるのではないでしょうか。
大いなるものの、(神と言ってもいいし、宇宙の根源と言ってもいいのですが。)その偉大さに少しでも触れることができたならば、ただただ謙虚にならざるを得ないのではないでしょうか。
幻想の世界でいくら偉ぶったりしていても、たんなる幻想の世界での一人芝居でしかないです。
この世界の覆いをたくさん持っていることを自分の自信にするよりも、その覆いが薄ければ薄いほど、そのままの自分であることに不安もなく、揺るがない自信を持って生きることができるのかもしれません。
